Winker web shot

屋外で過ごす時間


5点中2点でお願いします。

今回はゆるキャンを見てみた。

率直に感想を言うと、初心者向けキャンプ紹介アニメ。

それ以上のものは感じませんでした。
特に苦労らしい苦労もなく、皆で楽しくキャンプして美味しいものを食べるアニメ。
原チャリで100キロ以上移動するのはすげえなとは思ったけど。

何故、このアニメが人気になったのか。
これを考えてみる。

自然の中で過ごす体験

このアニメでやったことは「ゆるく」「キャンプをする」。
わざわざアニメにする事なのかと疑問に思ったのだが、もしかしたらわざわざアニメにするほどの事になっているのかもしれない。

田舎や郊外の自然で過ごす体験が既にエンターテイメントと呼べるくらい特別になっているのだ。
確かに僕も子供の頃はキャンプは特別な体験だったし、自然の中で過ごす体験で色々なことも学んだ気がする。
海キャンプでは夕立にやられて雷が怖かったし、山キャンプでは川に流されそうになった。
今でもよく覚えている「思い出」だ。

しかしゆるキャンではそういった事は殆ど描かれていない。本当にゆるく、ゆるくキャンプをしているだけだ。寒いと愚痴るくらいしかつらい思いはしていない。

本当はゆるくない

思いついたのは、「現代人たちはゆるいキャンプも大変」と言うこと。
アニメ内にもちょくちょくお金の問題が出ていたが、ゆるかろうがキャンプを始めるには多少のお金がかかる。
マニュアル本やウェブサイトに書いてある「キャンプの工程」をこなそうと思うとかなりの金額になるだろう。
それを揃えていざキャンプ→途中で失敗→帰宅は失敗とみなされて、「ダメな思い出」となるのだろう。失敗を恐れる現代日本人らしいと思う。
それゆえ「ゆるいキャンプ」は実際に行うにはハードなキャンプで、アニメで消化、疑似体験として好まれた。
僕は冬の深夜や早朝に撮影に出かけることが多いのでよく知っているが、経験の浅い人は絶対に冬のキャンプは止めておいたほうがいい。

個人主義の蔓延

と書くと大げさかもしれない。
作中のキャラクターたちは、回を通して少しずつ変化、成長が見られる。ソロキャンプ専門だった子が皆とキャンプをする楽しさに気がついたり、キャンプに興味のなかった子が興味を持ち始めたり。
私の感覚から言うと何ら特別なことではなく普通のことで、見落としてしまいそうな変化だ。
しかし、今の若い子どもたちにはどうだろう。
実際に一緒に遊んで話す時間よりも、SNSやオンラインゲーム等で離れて遊ぶ、会話するほうが多いのかもしれない。
そういう視点で見てみると、キャラクター同士の距離感が緻密に描かれていたのかもと感心した。
苦手だと思っていた子と一緒に過ごして徐々に解りあえる。その距離を別の友だちが埋めてくれる。そういった体験は現代では特別なのかもしれない。

日常系

昨今、日常系アニメと言われるものが多く作られ、人気を得ているようだ。
この作品もその一つと言えるのだろう。
しかし、この日常系。わざわざアニメにして見る程のものなのだろうか。かわいい少女たちがのんびりゆるやかに、普通のことをしている作品の楽しみ方が僕にはよく分からない。
日常系映画や日常系ドラマと言うのはあるのだろうか?あったとして、人気なのだろうか?
何故かアニメだけ「日常系」が市民権を得ている。
ここの所はもっと考えてみても面白いと思いつつ、今回はこのくらいにしておこう。

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