今年も8/6を迎えました。
僕の家系はどちらかと言うと長崎の方に縁があるのですが、6日も9日もとても大事な日です。

1945年と言うのは日本人なら知っておきたい年なんですが、この数字だと妙に遠い昔のように感じます。
それでちょっと調べてみたら、昭和で言うと20年なんです。
僕が今年で41歳の昭和53年生まれ。僕が生まれた年の33年前って思うとなんだかつい最近の出来事なんだなと思います。

今年は九州は台風で、どちらかと言うと災害対策に目がいってますが、家から出られないこんな日は8/6に思いを寄せてみるのも良いと思います。

という事で「この世界の片隅に」を視聴しました。
※以降ネタバレあり〼


もう何度か見ているのですがいい映画ですね。戦争の苦しさの中、人々の暮らしぶりに勇気がもらえます。戦争映画では異例の笑顔の多さではないでしょうか。
そして色んな人達の葛藤に思いがよぎります。

例えば、すずが水原と納屋で過ごす夜。同郷の二人の思いや情を描く中、僕は描かれていない周作に一番思いを寄せていました。
国のため死と向き合う水原、幼馴染を思うすずの気持ち、すずを呉へ連れてきた周作の気持ち。
複雑な思いがあの夜の周作によぎったことでしょう。描かれないシーンもこの映画の醍醐味です。

そして、僕が一番気に入ってるのはラストシーン。
広島で孤児となった子を家へ連れて帰り、家族として迎えるシーンです。

いつからか、日本の家族は関係が希薄になったと言われています。海外はよく知りませんが。
食卓では会話もなくそれぞれがスマホを見て過ごす。そもそも食卓を一緒に囲まないなんて事も多いのではないでしょうか。

一方、日本人は家族に強い繋がりをもって、家を守るのが大事だと言う人達もいます。

どちらも現実なのでしょうが、僕は、家族はこの映画のラストシーンのように思いやりと助け合いで増やせるものだと思っています。
もっと古い幕府の時代は結構かんたんに養子に出したり、養子をとったりして家族は縮小・拡張させていたようですし。

今の時代は総動員で助け合わなくても生きていける人が多いので、べったりくっついた家族でなくてもいいと思いますが、かと言って個々が自分勝手に生きていくのは社会の破綻を招きます。
余裕がある時に自分の社会を見回し、余裕のない人達の手助けをする。そんな社会が築ければと思います。

SNSやまとめサイトなんか見てても文句とレッテル貼りばかりだしね(;´∀`)

と言うことでこの「この世界の片隅に」おすすめです。

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